視聴データとは

実験に使う「視聴データ」とは何ですか?

視聴状況を記録しているデータです。「視聴ログ」という場合もあります。
今回の実験の対象となるのは、関東地区の、インターネットに接続されているテレビ受信機の視聴データです。
実験で扱う視聴データは、特定の個人を識別できる情報を含んでおらず、個人情報には該当しません。また、分析の過程で個人を特定することもありません。

具体的にはどういったデータですか?

実験参加放送局5社の放送を視聴しているときの、以下の情報です。
①視聴中のチャンネル情報
②番組の視聴時刻情報
③IPアドレス
④対象受信機に設定されている郵便番号
⑤テレビ受信機を識別するための情報

テレビ受信機を識別するための情報とは何ですか?

参加放送局5社が、同一のテレビ受信機を識別するために、5社共同で発行する共通IDです。
受信機固有のシリアルナンバー等は利用せず、自動で発番しています。
共通IDは、データ放送の5社共同実験の説明画面で、視聴データの集約を停止する「協力しない」ボタンを押すと消去されます。再度「協力する」を選択すると、別のIDが発行されます。

※フジテレビのデータ放送サンプル画面です。各社ごとにデザインが若干異なります。
※実験の説明画面は、データ放送のトップ画面から「5社共同実験」メニューを選ぶと表示されます。詳しくはこちらへ。

視聴データの仕組み

実験の視聴データはどうやって集めているのですか?

視聴データは「収集」と「集約」の2つのステップで集めています。

①「収集」 
第1段階の「収集」では、データ放送の仕組みを使って、視聴データをインターネット経由で各放送局のサーバーに送ります。

上記の図のように、参加放送局5社が個別に収集する視聴データの取り扱いについては、各社ごとにデータ放送及びホームページ等で説明を掲載しておりますのでご参照ください。
日本テレビ: 視聴ログ(非特定視聴履歴)の取扱いについて
テレビ朝日: 視聴データの取扱いについて
TBSテレビ: 視聴データの取扱いについて
テレビ東京: 「視聴データ」について
フジテレビ: テレビ視聴データの取扱いについて

②「集約」
第2段階の「集約」では、各社のサーバーに集めた局ごとの視聴データを、5社共通のデータベースに集約します。 集約したデータの取り扱いについては、実験の概要ページをご確認ください。

お使いのテレビが実験の対象かを確認する方法、実験を停止する方法

どうすれば実験向けに視聴データが使われているかどうかを確認できますか?

視聴データの収集は、関東圏のインターネットに接続されているテレビのみが対象になります。
視聴データ実験の設定を確認するには、お持ちのテレビのdボタンを押し、メニューから「5社共同実験」のボタンを押して画面をご確認ください。実験に「協力する」または、受信機ID表示に英数字が記載されていれば、実験向けに視聴データを提供いただいている状況となっています。
インターネットに接続していない場合は、「5社共同実験」の画面に「現在、インターネットに接続されていません」と表示されます。

どうすれば、実験向けの視聴データ集約を止めることができますか?

実験期間中、各局のデータ放送上に、集約を停止するためのボタンが設置されています。
お持ちのテレビリモコンのdボタンを押し、データ放送トップ画面のメニューから「5社共同実験」のボタンを選択・決定して、5社共同実験の説明ページに移動してください。移動先の画面に表示される「協力しない」ボタンを選択・決定していただければ、実験向けのデータ集約を停止します。

集約を停止しても、番組の視聴に影響はありません。
停止・再開の設定は、実験期間中であればいつでも変更できます。
集約の停止・再開の設定は、参加放送局または番組ごとではなく、すべての参加放送局及び番組に共通するものです。最後に行った集約の停止・再開の設定が、すべてに反映されます。

なお、集約の前提となる視聴データの収集は、放送局ごとに実施しています。データの収集を停止する方法については、各社ごとにデータ放送およびホームページ等に掲載していますのでご参照ください。視聴データの収集を停止しても、番組の視聴に影響はありません。
日本テレビ: 視聴ログ(非特定視聴履歴)の取扱いについて
テレビ朝日: 視聴データの取扱いについて
TBSテレビ: 視聴データの取扱いについて
テレビ東京: 「視聴データ」について 
フジテレビ: テレビ視聴データの収集停止について

  

実験で集約したデータの取り扱いと利用方法

実験で集約した視聴データは何に使うのですか?

データを集めるシステムの改善やデータの精度の技術的な検証、より良い番組制作等に役立てるための視聴状況の調査・分析、災害対策など公共性が高いサービスへの利活用の検討などに使います。

実験で集約した視聴データはどのように取り扱われるのですか?

適切な安全管理措置をとって、日本国内のサーバーに保存されます。
集約した視聴データは、利用目的に沿って、参加放送局や調査会社等が持つ個人情報を含まないデータと組み合わせて分析することがあります。参加放送局は、この過程で個人を特定できないようにする措置をとっています。
また、集約した視聴データは、2021年3月31日までに全て消去いたします。

実験で集約した視聴データの調査・分析は具体的にどのように行うのですか?

実験では、各局の視聴データを共通IDでひも付けて集約し、参加放送局5社横断の視聴状況を分析します。
また、番組のインターネット配信データと組み合わせた分析も計画しています。
(プレスリリース「在京⺠放5社による放送の同時間帯同時配信に関する技術実証について」参照)
民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」上で同時配信した番組のテレビ視聴データのIPアドレスと、TVerでの配信視聴データのIPアドレスをひも付けて、テレビと配信の二つのメディアにまたがる視聴実態の調査、およびテレビ視聴データの分析を行う予定です。

データのひも付けにあたっては、テレビ視聴データの視聴時刻と郵便番号、TVer配信視聴データのアクセス時刻と郵便番号を補完的に利用し、無効なデータを除去します。
TVerの配信視聴データの取り扱いについては、こちらをご参照ください。
プライバシーポリシー | 民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

プライバシー保護について

データを取るのに、事前の同意は取らないのですか?

今回の実験のように、個人情報ではない視聴データを収集することについては、個人情報保護法や総務省が定める放送分野の個人情報保護についてのガイドライン等で、事前の同意を取ることは義務づけられておりません。ただし、視聴データを収集されたくない視聴者の方に配慮し、視聴者の方が視聴データの収集・集約を停止することができるようにしております。
停止方法については、こちらをご参照ください。

視聴者のプライバシーは具体的にはどのような方法で保護していますか?

参加放送局5社は、テレビ視聴データにかかわる視聴者のプライバシー保護のために設置された「視聴関連情報の取扱いに関する協議会」(※1)で議論された内容(※2)を遵守するとともに、収集する視聴データが個人情報とひも付くなどして個人を特定できる状態にならないよう、安全管理を徹底しております。
個人情報ではない視聴データの収集については、個人情報保護法や総務省のガイドライン、認定個人情報保護団体指針などで、同意を取ることは義務づけられておりませんが、視聴データを収集されたくない視聴者の方に配慮し、視聴データの収集・集約を停止することができるようにしております。(停止方法はこちら)

また、参加放送局5社は、視聴者のプライバシー保護や、データ取り扱いの安全・安心を確保するため、有識者で構成されるアドバイザリーボードの助言を得ながらデータを取り扱います。(アドバイザリーボード詳細はこちら)
実験では、今後の視聴データの収集・集約に向けて、視聴者の方により分かりやすい説明や告知の方法についても検証する予定です。

※1 放送分野の認定個人情報保護団体「一般財団法人放送セキュリティセンター」が事務局となり、テレビ視聴データ等について、放送局や関係事業者、団体等が意見交換するために設置した会合です。
※2 2019年5月に公表した「オプトアウト方式で取得する非特定視聴履歴の取扱いに関するプラクティス(ver1.0)」に加えて、現在さらにプライバシー保護に配慮した議論を進めています。

IPアドレスは個人情報なのでは?

IPアドレス単独では、個人情報保護法上の「個人情報」には当たりません。また、他の情報とひもづくなどして個人を特定することができる状態にならないよう取り扱っております。

視聴データの取り扱いに関するポリシーの掲載場所を教えてください。

今回の実証実験に関するご説明は、実験の概要ページをご覧ください。
実験の参加放送局5社それぞれの視聴データの取り扱いについては、各局のデータ放送内、およびホームページに掲載されております。
日本テレビ: 視聴ログ(非特定視聴履歴)の取扱いについて
テレビ朝日: 視聴データの取扱いについて
TBSテレビ: 視聴データの取扱いについて
テレビ東京: 「視聴データ」について
フジテレビ: テレビ視聴データの取扱いについて

アドバイザリーボードについて

アドバイザリーボードとは何ですか

今回の技術実証における視聴データの取り扱いについて、視聴者のプライバシー保護や安全なデータ取り扱いについて専門的な見地から助言する会議体です。総務省から実験の委託を受けた株式会社野村総合研究所が設置し、法律、技術分野の学識経験者や弁護士及び消費者代表によって構成されています。アドバイザリーボードには実験結果も検証いただき、データが適切に取り扱われたかを確認いただく予定です。

アドバイザリーボードのメンバーは?

以下の方々です。(敬称略)
森 亮二  英知法律事務所弁護士(アドバイザリーボード座長)
石井 夏生利  中央大学国際情報学部教授 
佐藤 一郎  国立情報学研究所教授/所長補佐 
牧田 潤一朗  原後綜合法律事務所弁護士 
長田 三紀  情報通信消費者ネットワーク